*『延長45回』

 「635球と617球 両エース譲らず」






 甲子園の硬式野球は終わったが、全国高校軟式野球選手権大会がすごい!

準決勝・崇徳−中京の試合、初日延長15回0−0。二日目延長16回から0−0で30回。そして今日延長31回から始まった継続試合も0−0のまま延長45回を終え、3日連続のサスペンデッド。
 ナイン達が(硬式と比べて)陽の当たらない軟式をなぜ選んだか分からない。だがスポーツに賭ける情熱は変わるはずが無い。中京(岐阜)のエース松井が635球、崇徳(広島)のエース石岡が617球。互いに譲らず。3日間投げきる・・・しかも無得点ピッチング。すごく肩が心配。この試合が元で野球人生を終えてしまうかも知れない・・・が、もちろん本人達はそんな事にお構いなく、青春を打ち込んでいるのだろう。こんなスゴイ試合をかつて(水島新司野球でしか)知らない。お互い走者を許しての無得点。エラーが許されない状態での3試合は肉体だけで無くものすごい神経を衰弱させるだろう。
 アメトーク高校野球大好き芸人」は2回に渡り感動映像を流していたが、軟式野球やその他マイナーなスポーツにもスポットを当てて欲しい。
 明日崇徳−中京の両校が、大きく崩れること無く良い試合をしてくれることを切に望む。そして、両校ナインが人生の節目節目、壁にぶつかったときには、半ばレジェンドになったこの試合を振り返り、壁を乗り越える勇気を持てればいいなーって思うよ。平凡な言葉で済まないが「頑張って・・・!」