名だたる名優・・・アル・パチーノにクリストファー・ウォーケン、そしてアラン・アーキン。この3人のキャスティングで観ることにした。アル・パチーノと言えば、榊原郁恵が若かりし頃「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」と歌ったほどだ。当時ならレッドフォードでも、ライアン・オニールでも良いところだが、パチーノに勢いがあった。
その頃を知らない世代には、単なるお祖父ちゃんの回顧映画(「RED」のような・・・)と、思うかも知れないがそうではない。TSUTAYA風に言えば「良作発見」だ。
2012年作品ということはアラン・アーキンが78歳。娼婦の館で3Pをしておきながら先に逝った奥さんへの罪悪感で悩むなど、笑って良いのか微妙な線がウケる。そもそも彼は2006年の「リトル・ミス・サンシャイン」では孫娘を愛する変わったジイさんを演じていた。確かこの作品で旅行中急死する役を演じたが、またまた本作でも急死(笑)。
脚本が良いね。クライム・ムービーなんだけれど、ありそうなストーリー。たまに出てくる良い人や、看護士に(これが親友の孫娘なんだけど)「十歳の誕生日に高い高をしてあげたのを覚えているか?」みたいなセリフが良い味を出している。脚本の勝利としか言いようがない。他にも見所は多い。この映画話題にあがっていてもよかったのになぁ。
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