＊『Love Letter』

中山美穂主演の映画だったとは知ってはいたが、それが何年前なのか、共演は誰なのかも知らず、骨折の徒然なるままに観てみた。物語は恋人を失った中山美穂が、中学時代の卒業アルバムの住所に手紙を出すところから始まる。返事など戻ってくるはずも無いが、なぜか返事が･･･
　死者からの手紙などあり得ないよ！ってぎりぎりの所を、「実は同級生に同姓同名の『藤井樹（ふじいたつき）』が男女で実在していた」という、（まぁ実際同姓同名の男女生徒を同じ教室に３年間もいるわけないじゃん！）と、誰もが思うようなことを押し通し、ＳＦでは無い愛の世界を描ききった。当然中学時代の回想シーンが多く、（この手の物語にありがちなんだが、実際より何歳も年上が演じるのだから、清楚に見せても実に艶めかしい(笑)）
　で、誰だっけか･･･?　とググれば、柏原崇に酒井美紀。おぉー名作ＴＶドラマ、「白線流し」のお二人。２時間サスペンスなぞ見ないmetooには、酒井美紀、今どこで何をしているか全くの謎･･･。主演の中山美穂も豊川悦司も若々しく、今から２０年前の作品と知り驚く。まぁ２０年前なら見なかったろうなぁ。母親役の加賀まりこが、まだ「小悪魔」だった頃の面影もあり、沢尻エリカも将来こんな感じになるのかな？なんて思ったり。
　小樽は坂の多い町だ。高校生たちは雪の日でも自転車に乗る。北海道の子どもは強いな、なんて色々鑑賞中に思う映画だったな。

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