*全く誤解『チョコレート』

チョコレート [DVD]

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原題は『MONSTER'S BALL』 「怪物のボール」って??? 映画の中に死刑執行前夜、死刑囚を囲んでパーティーをする(実際はタバコ吸ったりいつもより豪華な晩餐、ステーキが出たり・・・) これじゃあ日本人何のことやらサッパリ。そこで「チョコレート」にしたんだろうが、出演が「ヒース・レジャーハル・ベリー(本作でアカデミー主演女優賞)」なら、甘いラブ・ストーリー作品と勘違いしてしまった。「ショコラ」というジョニデが出るチョコレートが鍵になる甘いラブストーリーがあったので、どちらかが先に作って、その後リメイクしたものだとばかり思っていたんだ。
この作品を配給会社風に宣伝するとこうかな?「黒人差別の残る南部田舎町、心のすれ違いで長男を自殺で失った刑務官。その刑務官によって死刑執行され残された黒人妻子(ハル・ベリー)。子どものひき逃げ事故直後に刑務官が病院に送り届けたことで、2つの別々人生が交差する・・・」
 偶然が重なり、寂しさでぽっかり穴が空いた心を埋めるかのように、二人は結ばれていく・・・。まぁそんな話なんだが、ご主人を死刑執行で失い、残された唯一の肉親、男の子が車に轢かれ・・・通りかかった父親のような年齢の男に惹かれ、激しくSEXしていくのだが、どうもそこが日本人的には激しい違和感。映画の最後に元ご主人が獄中で描いた刑務官のデッサンをハルベリーが見つけて泣くんだけれど、これで二人の仲は・・・なんて思ったりもしたんだが。