『脳内ポイズンベリー』を観た直後、(似たような内容じゃ、アニメに勝ち目は無いだろ。しかもお子ちゃま向き)と、舐めてかかったが、この映画は良く出来ている! 子どもが観ても楽しいだろうが、大人が観ると(グッ)と来るところがあって、目頭が熱くなる。
(どうして)(どこで)行き先を間違えたんだろう? こんな人生じゃ無かったはずなのに・・・と思う(もう忘れてしまったはずの)ターニングポイントが、いくつもある。それを乗り越えてきての「波瀾万丈の人生」だ。だけどこの映画を観ると、自分がどうやっていくつもの大切なものを置き去りにしてきたのか気付かされる。自分のダメさ、弱さを痛感する。
大切な人、大切な家族なら尚更だ。映画なら(絶対、HAPPY END)さ、と高をくくることもできるが、自分の人生に当てはめればCOMEDYのようなRHAPSODYだ・・・
さて物語。ミネソタの片田舎からサンフランシスコに転居してきた女の子ライリー。はて、ミネソタってどこ・・・? アメリカ人なら(やっぱりねー)みたいに共感できるのだろうか。シスコのピザ屋はブロッコリーピザしか売ってないのか。そんなことあるかー? これが青森の下北半島から・・・とか、北海道の佐呂間町とかいわれれば、なんとなく分かるんだろうけど。ミネソタがどこなんだろうっていうのがどこかにひっかかる。そんな観客も日本には私以外にもいる・・・たぶん(笑)
ヨロコビの他にカナシミがどうしてシャシャリ出ているのか、その謎にも答えてくれる良作、ゆえに観て欲しいな。
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