このシリーズで『空母』や『パールハーバー』『零戦』などは読んでいたが、自分は戦車に興味を持たなかったので未読だった。実際ロンメルくらいしか知らなかったし。この古い本を古本屋で手に取ったのは懐かしさもあったからだ。
小学生の頃はワクワクして読んだ記憶があるが(自分は空母機動部隊が好きだった)、イラストなどはもう少し読みやすく書いてくれよー。文中「椿事」とか使われてるが、小学生には読めないぞー。昔は苦労して読んだもんだった。この辺はやはり年代物だからなのかな。だがしかし自分に欠けていた欧州戦線(機甲師団戦)を埋めてくれた。ドイツ軍将校の戦術を褒め称えている部分が多いのは事実だからか、作者がドイツよりなのか・・・。
撤退をさせないとか、補給線が貧弱だとか、陸軍・空軍、さらにはSSの指示を別個に受けて非効率な軍需工場など、どこかの国で聞いたような話。個々の技量が優れていても指導者がアレだと勝利を掴めない・・・どうして枢軸国はそうなっちゃったんだろうな。