ずいぶんと骨太な映画だ。たまにはこういう映画も観なくちゃ! なのだが、実際160分の映画を観るのは気合いがいる! 実際2回に分けてこの映画を観た。観る前にできればチェチェン問題だとか、多少中央アジアあたりの地図くらい眺めてみても良いだろう。
どうみても義父殺しの有罪少年を12人の陪審員が審議して有罪・無罪を決める話なのだが、全員一致するまでおわらない。冒頭、1人のへそ曲がりが無罪に一票投じる。そこからが長い。場を仕切っている有罪支持の男が心変わりするのか???
絶対に12人結局は無罪にするんでしょ!? ・・・・って映画の性格上思うんだけれど、そこからまた一山ある。その山といい、有罪から無罪に変わっていく過程で、12人のバックボーンがあきらかになっていくところなど、現在ロシアが抱えている問題が次々を浮かび上がっていく。
たまにはじっくり良質の作品を観ましょう!
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