監督・脚本が奇才・天才のウディ・アレン。アカデミーノミネート常連(『アニー・ホール』で監督賞受賞、『ハンナとその姉妹』などで脚本賞受賞計3回)で、もう説明いらず。
NY育ちでNY大好きー! だけど最近は仏やスペインでもメガホンとるようになってきた。その彼が、NYと同じくらい好きなパリを舞台に、彼のもろ好みの人や天気・町並み・時代を「わがまま」に(笑)撮り上げたのがこの作品。
映画を愛する人や、ウディ・アレンをよく知っている人なら、涙がでそうなくらいに楽しい94分。1920年代に活躍する人で、性格とか奇行まで知っているのは「フィッツジェラルド夫妻」と「(そのフィッツジェラルドが尊敬してやまない)ヘミングウェイ」くらいだけれど、それ以外にも有名人でピカソやダリらがでてきて、(いかにも言いそう!)なセリフばかりで本当に楽しませてくれる。
ウディが、こういう作品をこの年齢で作りたいんだ! っていうわがままが、バンバン伝わってきて、さらに見ているこちら側も楽しめる、そんな作品だった。
出演者は、主人公の婚約者に、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムス。サルバドール・ダリには『ピアニスト』でアカデミー主演賞受賞のエイドリアン・ブロディ。サルコジ元大統領夫人のカーラ・ブルーニなど、豪華出演陣。
こういう映画を映画館で観たい人はたくさん(特に暇と可燃のあるシニア層に)いると思うんだよねー。日本全国50万人くらいの地方都市、100席くらいのミニシアターで7-10日上映なら、ニーズがあるし、採算も取れると思うんだけれど。日本で渋谷ばっかり、って・・・・業界の人、あるいはシャッターストリートで悩む地方自治体、少しは考えなさい!!
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