*「天国の口、終りの楽園。」切ないな・・・・

ガエル・ガルシア

天国の口、終りの楽園。 [DVD]

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色んなことを考えさせられる。一番に思いつくwordは「青春」「大人への」「ほろ苦さ」・・・・etc 
 切なさと満足感の鑑賞後に思う。同世代の子が見たら面白いだろうか? この切なさが分かるだろうか? 大人への階段上がっている最中に、そのほろ苦さが(第三者的に客観的に)分かるのだろうか・・・? 
 主演の義姉役の女性は最初綺麗な人だと思ったが、演技力に乏しい。特に泣くシーンがダメ。だけれど、17歳の主人公2人にとって、すぐさせてくれるし、すっごくありがたい存在。この17歳の主人公2人の存在感が光る。たとえば冒頭の奔放なセックスシーン、どこまでも潜水で泳ぎ続ける生命力、傷つけ傷つけられ、そして設定にある階級差や、17歳で始まりラストシーンでは違う大学に進学し別々の道を歩むことになる、などこの作品が「LA批評家協会賞 / 外国映画賞(2002年)」というのも頷ける。
 若いときのハチャメチャさ、そして男の友情、さらには・・・・(ネタバレのため書かない)。タイトルが良い。最近では満点に近い。「、」や「。」も含めて秀逸だと思う。「天国の口、終りの楽園。」2001年のメキシコ映画。ちなみに監督は「ハリーポッター」シリーズを一気にダークサイドに突き落としたことでも有名なアルフォンソ・キュアロン監督なんだそうです・・・・
主演のガエル・ガレシア…は「モーターサイクル・ダイアリーズ」でも光ってましたよね。イケメンです(笑)