*『ザ・ファイター』アカデミー助演男優賞受賞作品

クリスチャン・ベイル

マーク・ウォールバーグは『ディパーテッド』で、L・ディカプリオを喰う良い演技、そして存在感だった。でも特に好きなのは『デート&ナイト』で、さりげに出てきたヤングセレブ。すっごいムキムキマッチョ(今回のボクサー役よりマッチョじゃない・・・?)だった。今回はボクサー・ミッキーを演じる。 
兄は『ダークナイト』でおなじみクリスチャン・ベイル。あの格好いいC・ベイルが本当にダメダメ兄ちゃん(過去の栄光にすがるが、実はただのジャンキー)を素で演じてる・・・・!!! そんな印象。髪の毛のハゲ具合もダメダメな良い感じ。TV放送するって本人はヒーローだと喜んでいるが、放送してみれば栄光のボクサーがジャンキーになるまでの転落劇。そこまで放送されてようやく分かるようなダメ兄ちゃん。そして「家族愛」の一言で、何が一番か考えられないDQNな家族・・・・。
ミッキーが酒場で「良いケツしている」と近づいたのは、働く気の強い娘シャーリーン。高校でハイジャン州一位、その特待で大学に入りながら中退しているシャリーンだけが、真にミッキーのことだけ考えて良い方向に持って行く。うん、確かに良いケツしている・・・・ってそりゃあそうさ、エイミー・アダムスだもん(笑)

立ち直れるか、ミッキー? しかしまたまたダメ家族(特にママと兄ちゃん)が、寄ってくる。それが善意と親子愛・兄弟愛だから始末が悪い。
この話もまた実話(BASED ON A TRUE STORY)。これってチャンプになったから「エエ話やなぁー」で終わるが、なれなかったら、よくあるダメ家族のお話だったんだよなぁー。なんか「ボクシング+〇〇愛+アメリカンドリーム」、あとはかき混ぜるだけで名作が1つできあがるようなきがするのは気のせい・・・? C・ベイルが本作で「アカデミー助演男優賞」。だって本当に「素で演じている」ようにしか思えなかったよ! 名優だったんだねぇー(^∀^)

ザ・ファイター コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

ザ・ファイター コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]