- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: 単行本
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いくつかのピースが提示されて、それが結末に向けて収斂されていくのは最近の小説や映画の手法だ。そういう手法だと言うことは読んでいて想像できる。
「西遊記」と「ユングの心理分析」、そしていくつかのキーワード(たとえば)「(実際にあった)株の誤発注事件」や「もう二度と会えない人が今どうしているか想像して物語を作ることが、人を幸せにする」などを主な材料にして、「今日はこういう料理を作ろう!」という意欲は感じる。ただし、それが鼻につき次第に辟易してくる。
それはもう「ジャガイモ人参玉葱」を用意して、「さぁ今晩のおかずは何でしょう?」みたいな感じだ。もうその時点で前半のwakuwakuが消えている。そりゃあカレーも肉じゃがも嫌いじゃ無いよ。でも、『オーデュポンの祈り』のようなワクワク感が欲しいよ。最後は早く終われと念じながら読み終えた。いちおう、全てのピースはきっかり埋まったのだけれど。
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/25
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- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/10/29
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