*わらの犬(2011年度版)

ケイト・ボスワース

 1971年度版は、ダスティン・ホフマン主演で、あのサム・ペキンパーが監督。彼が監督するなら間違いなくバイオレンス。だけど「わらの犬」って、何・・・?
映画ファンなら絶対タイトルは知っている映画。おいおい、リメイク大丈夫?って心配しちゃう。
ちょっと気になっていたので1971年度版を観ずして、2011年度版を観る。
出てくるもの:古い風習ばかり残る南部・男尊女卑で、ヤルことばっか考えている・アメフトと日曜礼拝と酒・・・
 そして不満。どうしてわざわざ田舎に戻ってくる必要があるケイト・ボスワース? 「X-MEN」のサイクロップスほど光っていないぞジェームズ・マースデン
 暴力的なおもしろさはある。いっきに110分は終わる。ただ保安官を撃ち殺したり、皆殺しにしようという動機や、救急車がいつまでたっても来ないなど、細かいストーリーや動機付けなどは甘い。田舎にいがちな元チアリーダーケイト・ボスワースが演じるが、TVドラマのあまりセリフの無い役に出演、脚本家と結婚・・・などは、いかにもアメリカにありがちではある。そしてレイプシーンなどは、かえってこういう方がリアリティがあるもんだと、演出をほめる。
 見ている途中でタイトルの「わらの犬(原題=straw dog)」の意味が分かる。こういうB級映画は嫌いでは無い。
ザ・サム・ペキンパー・コレクション (初回限定生産) [DVD]

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