- 作者: トルストイ,木村浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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1874年(明治7年)、おぉ日本だと民選議院設立建白書、西南戦争3年前。さすが西欧文化直輸入の国は進んでいる。絢爛豪華。(但しその30年後日露戦争で日本の勝利)
キーラ・ナイトレイが美しい。きっと何度も映画化されていると思うが、その時々の『旬』な女性を起用する方向性は嫌いじゃ無い。監督は『つぐない』でキーラと組んだジョー・ライト監督。「つぐない」でもそうだったが、映像が綺麗、っていうか優しさや瑞々しさに満ちあふれている。・・・・だからこそ中途半端な舞台劇で無く、もっとロシアの広大さと自然の厳しさ、それが織りなす人々の心の大きさや愛の深さを描いて欲しかった。ただし、舞台劇を入れた監督の冒険心や意欲は評価したい。
政府高官カレーニンの妻なので、アンナ・カレーニナなのだが、そのカレーニンにジュード・ロウ。イケメン、ジュード・ロウがこういう役をやる時代が来たかぁ・・・一方アンナの不倫相手のイケメン・青年将校ヴロンスキーをアーロン・テイラー=ジョンソンが演じる。もうそりゃあイケメン(笑)
破滅へと向かう二人に対し、地方の地主リョーヴィンが、青年将校ヴロンスキーに恋してフラれるキティにぞっこんで、一時はあきらめるが最後はキティとハッピーエンドに向かう。そんな物語の2つが対比して描かれているのだが、原作はどうなのだろうか。そこは読まないと分からないのだが、まだ読む勇気が無い。が、今夏の「夏休み課題図書」に入れてみようか・・・・(笑)