前評判が良いので、久しぶりにお高めの3Dを劇場で鑑賞(3Dは4作か5作目かな?)。夕刊の映画紹介欄を読めば、「宇宙事故」「奇跡の帰還」「登場人物少なっ!」と予想できる。その予想をどれだけ良い方に裏切ってくれるのか? 楽しみ楽しみー!
監督は、なんかもうVFX第一人者のようなアルフォンソ・キュアロン。主演は、う〜んあまり好きになれないサンドラ・ブロック、そしてハリウッドを代表するイケメン、ジョージ・クルーニー。もしかして初共演!?
宇宙の雰囲気がこれほどリアルな映画も珍しいね。音無し、空気無し、引力無し。その辺が非常にうまく表現されている。例えば一度回転しちゃうと止まれないとか、ISSに飛びつくシーンでも、うまくキャッチできないとそのまま宇宙の迷い子なる恐怖とかを観客にこれほど実感させた映画を過去に知らないな(似たような作品は多いが、どれも何とかなりそうで、「宇宙旅行」を金持ちのレジャーとしてとらえがち)。
宇宙では人工衛星の小さな破片も、1つ当たれば時速何万キロ、甚大な被害・・・とは、聞いたことがあるけれど、このシーンはものすごくリアルな描写で、いつもは辟易しているVFX にも大変感動した。もう一度ここだけ観たい。
地球に生還した後も、ハッピーエンド・・・とは簡単にはいかず・・・これが現実だよねー。浜辺に生還した後もまさかワニやサメが襲ってくるのではと、ヒヤヒヤしました(笑)。上映時間90分が、もう少し短く感じられました。