*『ファインド・アウト』

原題は『GONE』。もう犯人はどこかへ行ってしまった・・・と劇中のセリフがある。GONEじゃあ意味が分からないので、「探し当てる」方を配給会社は選択したようだ。
大きな瞳が可愛いアマンダ・セイフライドがヒロイン。拉致から奇跡の生還を果たしたものの、広大な山中ゆえに証拠が出ず誰も信じてもらえない。そのため虚言とみられ精神病院おくり。妹が失踪しても警察は動くどころか、また妄想癖と信じて疑わず。拳銃を持って捜索する姉を指名手配。
 ・様々なウソをツキながら妹を探す姉は、本当は精神を煩っているのか?
 ・犯人に追いつけるのか、それとも姉の警察逮捕が先か?
 ・仮に犯人に辿り着いても、捕まえることができるのか、はたまた返り討ちか?
 その辺がこの映画のテーマ。1時間半程度の映画なのでテンポ良く進む反面、この手のサスペンスにありがちな、助かったと思えば何度ものどんでん返し・・・には縁遠い。それを物足りないと思うか、現実的と思うかはあなた次第。
 一昔前なら、こういう映画を地上波でガンガン流していて、期待しないで観てれば、(おっ、いいじゃん!)と好感がもてる、そんなタイプの映画だな。皆は観る機会がないんだろうなぁ。

ファインド・アウト [Blu-ray]

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