*「その女アレックス」

 旅先や通勤途中で本を買うことは滅多にない。しかし今回は「白ゆき姫殺人事件」を思いの外早く読み終えたため駅ビル内の本屋、その店先に平積みされているベストセラー本を手にした。タイトルがかっこいい。「このミス」の1位だという。
 読み始めて、いきなりの誘拐〜監禁ものだ。参った。お隣さんが密かに盗み見してたら、言い訳しづらい・・・(^_^;) しかしそれも1部まで。2部に入ると、被害者アレックスが連続猟奇殺人の加害者へと変身する。そのあまりに猟奇的、かつ突発的なために驚く。そしていきなりの、予想外の自殺。そこで2部は終わる。
 読み終えてからまとめてインプレ書こうと思うのだが、読み終えると思っていたことの半分も書けやしない。だから敢えて途中で書いてみた。明日の通勤途中での読書が楽しみである。
 ・・・そして読み終える(笑) 犯人が死んでしまってから何を書くというのか? 家族が遺体の本人確認を終え・・・。これ以上はネタバレで書けない。ただ言えることは、「うまい作家は、やっぱり違うね〜」ってこと。ミステリーあるあると言えば、(え、こうだったけか?)みたいに前の頁を見直すこと。その該当するシーンは確かにあり、読んだ時の違和感や(逆に)完全スルーな自分を悔いたり・・・。
 フランスの作品って、登場人物の名前が覚えづらくて嫌なんだけれど、楽しかったな。この人の作品、また読んでみたいな。

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)