*『新・映像の世紀』

前シリーズの衝撃は計り知れなかった。あの「パリは燃えているか」の重々しいテーマ曲も印象的だった。昨日朝刊に目を通していると、今回の新シリーズの存在を知った。(https://www.nhk-ep.co.jp/topics/newsletter-151001/
 なぜにまた「第一次世界大戦」から・・・?の問もあろうが、観てみると渾身の一作だった。あまりに有名なH・G・ウェルズ(「タイム・マシン」や「宇宙戦争」の作者)の予言が凄い。世界戦争を見事に予言し、大量殺戮兵器の出現も的中させている。ちなみにエンディングで「この世界大戦が戦争を終わらせるだろう」の予言も放送しているのだが、悲しいかな21年後に第一次世界大戦を上回る悲劇が待っていようとは、天才も予想しきれなかったのだろう。
 アラビアのロレンスは、ピーター・オトゥールにあまりにそっくりで驚き。毒ガス兵器を作ったノーベル化学賞を取ったドイツの化学博士が、のちにヒトラーからユダヤ系と言うことで迫害されたことなど始めて知った事も多かった。次回以降、残り5作が楽しみなのは言うまでも無い。