*先行上映『007 スペクター』

007 スペクター

ダニエル・クレイグの007はこれで引退? の噂の中、先行RSで鑑賞。そもそも謎の結社「スペクター」なるものは、初期の作品から(冷戦深刻化からは東西対立がメインだったような)出てきたが、ペルシャ猫の頭撫でてるボスの腕くらいしか記憶にない(笑) 今回その謎が解けるのか、待ちくたびれたぞ。
 毎回恒例、出だし一発目のアクションシーンの後、元幹部を訪ねてみれば「娘を守ってくれ」と言ってピストル自殺。う〜ん、その娘、絶対美人で頭が良くて、そのうちいい仲になっちゃうんだろう。頼む、不細工であってくれ・・・!! だがその願いは空しく、ハーバードとソルボンヌだったかを卒業した設定の美人ドクター。おいおい(^_^;)
 そのボンドガール演じるのがレア・セドゥ。ミッションインポッシブル/ゴースト・プロトコルで女殺し屋やった人だ。あっちの方がいい味出していた。でもボンドガールってのは、女優にとっては紅白出るようなもんで出世なのかな? 電車内を歩く後ろ姿が(骨盤が大きすぎるのかなぁ?)あまり美しくないのが残念。脱線した。
 今回の作品は確かにダニエル・クレイグ007シリーズの総決算のような観を呈している。今までの謎が解けていくので非常に分かりやすく最近のハイテンポ映画についていけない御仁にもストンと落ちると思う。それを物足りないという方もいるようですが・・・。
 「007は殺しのライセンス」なる語句があるが、今回「殺さない(のを見極められる)ライセンスでもある」フレーズが後半出てくる。今回組織改編でMI6解体してMI5統合、さらに「00」廃止の内務省決定が出ているが、次回どうなっているか(映画化されていれば存続が決まっているに違いないが)。割とこのご時世に適った設定もむべなるかなで納得がいっているのだが。