何も読むものが無いとき、ちょっと前は東野圭吾で、その前は藤沢周平、宮部みゆき。今は伊坂幸太郎。前作『陽気なギャングが地球を回す』読んで数年ぶりだが、(ああ、こういうキャラいたなぁ)と懐かしい。そもそも伊坂作品には似たような人ですぎ。この軽いタッチが受けているんだろう、映像化もしやすそうだし。
チャプターの初めに出てくる「広辞苑」みたいな奴。あれも可笑しい。ちなみに単行本には「海には、逃がしたのと同じだけの良い魚がいる。」が収録されているような事が書いてある。ただしよくは分からない。
アップテンポ、そしてエンターテイメント性。映画化にはスタッフの皆さん、どの役者を使おうか悩むだろう。楽しい小説だった。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2009/08/30
- メディア: 文庫
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