*悪ノリ・・・『Ted2』

 好評だった『Ted』。2ができたとなると、見たさ満々、しかしどうしても拭えない一抹の不安。公開直後からの評判の悪さ。公開劇場もそれほど多くも長くも無く、RS、レンタル開始、WOWOW放送(今ここ)。ここで今鑑賞。
 オープニングが豪華! かつての映画が唯一無二の一大娯楽だったころの雰囲気を醸し出しながら始まる。よほど低予算ながら「1」で大もうけしたのだろうとゲスの勘ぐり。そして出てくる出てくる大スター! リーアム・ニーソン、こんな役で(しかも滑っているし。全然期待しないエンドロール後にも滑ってでてるし)良いのか? 日本人にトム・ブレイディネタは理解できるのか? プレーオフでの「不正球疑惑」とか分かるのか? 個人的にはワクワクしたんだけれどさ。マーク・ウォールバーグも超大物になった。ちょっと真面目そうなところが心配だったが、映画の中でもイイ女が次々にラブサインを出してくるくらいだから、女にもてる顔立なんだろう。
次々と出てくる大物。『ジュリエットからの手紙』でキュートな役を演じたアマンダ・セイフライドモーガン・フリーマンが出てきたら(裁判勝つとは最初から分かっているが)、勝利が確定するのが分かるのはなぜなんだ? この人だけ別格なのかな。これだけ金があるなら、ジョンの恋人ロリーを演じたミラ・クニス出して欲しかったぞ。いくら何でも離婚ってことで写真の一枚も出ないって・・・そりゃあエージェントの関係でいろいろあるんだろうけど、あんまりでっせ。
 何がショックって、ジョンが心肺停止になるとこ。アマンダ・セイフライドが哀しみから吐きそうになる様子が出てくるが、正直突然大事な人に亡くなられると、そういう哀しみ方が理解できるようになる。そんな感動場面もある。ただ、やりすぎなんだ。やりすぎ。『ハング・オーバー』じゃないんだから。