*『天城越え、からの』

G・Wでは2000m越えの山は少し寒いね、ってことで「石川さゆり」の2曲をiphoneに入れて伊東に向かった。行きは約2時間。帰りは夜8時出とずらしているにもかかわらず約5時間。
大菩薩嶺が、おそらく当時の文学界を背景にトップ100入りしたように、天城山(と言う名の「万三郎岳」「万二郎岳」とその周辺)も色んな要素を加味してのトップ100なんだろう。登って(いや、ハイキングして)そう思った。

 伊東側のゴルフ場からピストンなら大したことないんだろうが、ここはやはり「天城越え」でしょ!? となると、朝7時に伊東発のバスで修善寺に、8:15のバスに乗り換え、天城峠下車。帰りはゴルフ場から伊東駅までバス。バス代だけでざっと3000円オ−バ−。
 やはり天城峠旧トンネルみたいじゃない。峠も通過したいじゃない? 天城の瞳こと「八丁池」も見たい。


 伊豆は温暖で多雨なところだ。ブナの自然林にくわえ、あまり他では見ないヒメシャラの大木がゴロゴロ。そして馬酔木が、イヤッ!というほど生い茂っている。そのためほとんど伊豆で一番高いところにいながら景色が悪い悪い。

初夏の新緑と咲き誇るミツバツツジ、馬酔木の新緑の赤(新緑は赤いのでまるで紅葉のようだ)を愛でるハイキングコ−スとなった。しかし16km歩いた最後は、そこそこ厳しいピ−クが3つもあり、少し嫌になる。最後のゴルフ場も、トイレや売店があるかと思えば、入り口の看板にバス停、自販機1個。縦走者も少なく、G・Wの割に寂しい天城縦走でした!