曾野綾子、聞いたことあるような無いような。ググれば旦那は作家の三浦朱門。そりゃあ有名。そしてこの本はよく売れた。至る所で書評を見た。
ようやく読んだんだが、こういう「正しいスジ論」を正面から言える人がいなくなった。曾野綾子なら言えるだろう。そう思う。しかしそこらの人が言っても「はいはい、そうですね−」くらいで終わるのが関の山だ。せめて瀬戸内寂聴とか池上彰、林修くらいなら言っても良いのか。しかし後者の二人は、敵を敢えて作りには行かないだろうから結局言わないのだろう。
良い本だ。言いたいことは分かる。それに「成熟していない良い歳こいたオッサン・オバハン」が多すぎだ。大声でリピ−トすれば何でも通るって、未成熟な大人が多すぎ。せめて95%くらいの大人が「成熟」してくれれば、もう少し世の中暮らしやすくなるのでは。自分が成熟しているかどうかは分からないが、そういう人になれればいいと願っている。そういう人に囲まれて過ごしたいと願っている。
- 作者: 曽野綾子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/07/28
- メディア: 新書
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