*『境界性パ−ソナリティ障害』(岡田尊司著)

ふと気付くと、発達障害という言葉を普通に使うようになり、見渡せば「発達障害の人多いよね−」って言う状況に至っている。時代は既に「ASD」だったり「境界性パ−ソナリティ障害」だったりする。この本を年末に読み終え、年末年始に読み終えるはずだった『スカ−ペッタ・シリ−ズ』を今読んでいる最中だ。
 『スカ−ペッタ・シリ−ズ』を読み始めたのはもう何年・・・じゃあ効かないか、10年はゆうに越えている。このシリ−ズを年末に読むのが恒例だったが、『死体農場』あたりから、グロとマンネリに飽きてきた。それでも読む本が無いと(このシリ−ズは上下巻なので読みがいがあるのだ)、たまに読んでいた。
 このシリ−ズには主人公を襲おうとする偏執狂がいて、もう一件別の事件(あるいはこれが絡み合って)、主人公スカ−ペッタが危機一髪・・・のところ、姪のル−シ−らの活躍で助かる、そんな似たような展開になる。
 上巻を読み終え、偏執狂に対し、元FBIプロファイラーのベントンが、犯人のことを、「境界性パ−ソナリティ障害者だ」という台詞があって、あぁそう言えば、この本の事を書いてなかったなと気付いた。
 『境界性パ−ソナリティ障害』って何? この本の冒頭のセンテンスが全てを言い表していると思う。
 「いつの間にか恋人同士のように親しい口を利き、甘えてくることも多い。あなたは相談に乗ってあげずにはいられない(中略)突如あなたは不可解な相手の言動に戸惑いを覚えることになる。それはたとえば(中略)あなたは手紙を渡される。『おうちに帰ってから読んで』(中略)すると手紙には『これでもうお別れにしましょう。優しくしてくれて、ありがとう』と書かれている。(中略)あなたは心配で仕事も放り出して『今すぐ会いたい』と言う。しかし相手は・・・(略)」
 あぁ、いるいる。こういう面倒な奴。若い頃、誰かのために動くのが好きだったmetooはこの罠に嵌まった(笑)。そういう面倒を見るのが『愛』だとかも思った。(全て過去形)
 metooには、心理学を理解できるほど頭も良くないし、そういう人に構ってあげられるほど暇でもない。世の中にはわざわざ寄っていって同棲・もしくは短期の結婚をして性欲を満たす人いるけど、当の境界性パ−ソナリティ障害者は、(一時的に伴侶を得て)明るくなるけど、その後の反動がハンパなくて、子どももいるのに、一切無視して自殺図っちゃったりするから、性欲だけでそういうダ−クなもの抱えている人に関わるべきじゃ無いと思うんだよね。
 ごめん、そういう訳で色んな障害抱えている方には、metooは関われません。どうか放っておいて下さい。