*そして次は『雷電』(渡辺洋二)

雷電、って言って分かる人どれくらいいるの? わかるわけないでしょ!? 冒頭に雷電の良さが書いてあるが、読みながら司馬遼太郎の作品を思い出した。当たり前のことだが、素材(題材)に惚れ込んで書いている、だから「素晴らしい!」と言うに決まっている。
 自分はB29を撃墜したくらいしかしらない。素人さんからすれば、「零戦だって撃墜しただろう?」って思うかも知れないが、終戦末期においては、基本高高度を飛べない非力なエンジン、かつ火力の弱い零戦ではB29の敵では無い。(と思って読み進めると、とにかくトラブル続きでエンジンが焼き付きエンスト・・・なのにパイロットの腕で不時着、とかすごすぎる。あ−、空中分解はさすがに生きて帰れなかったな・・・)
 ところで96艦攻とか言われても普通の人はさっぱりなので、そこはもっと写真を掲載しないかい! 写真やイラスト付きなら、軍事オタクのガキンチョが喜ぶだろうに。と思って読み続ければ、結構写真は多い。(後に、本作品は「サンケイ出版」の第二次世界大戦シリ−ズの1つだと知る。なるほど、それなら写真の多さは納得だ)
 夏休み課題図書を読み続ける!(ただし作文は書かないが)