*『ビブリア古書堂の事件手帖』

 

 


ビブリア古書堂シリーズが好きだ。ラノベに出てくる典型的な主人公が織りなす、もどかしすぎるストーリィに、古書のトレビアがワンサか出てくるので、「読書好き」にはたまらない魅力がある。
 そのビブリアをTV版では剛力彩芽が主人公栞子を演じたという(私は見ていない)。全く原作読んでないのかよ!という横暴なキャスティングである。映画版では黒木華が長髪で挑んだ。いきなり1冊の「それから」初版本で名推理を出して面白そうな予感がした。だが残念だが映画は予感で終わるのである。
 以降あり得ない話が延々と続く。主演の東出昌大夏帆らは監督に怒りを感じなかったのか? もう少しマシに撮ってくれなきゃ、「駄作ばかりに出ているね~」なんて言われて評判落とさないか!?
 面白そうな題材をここまでダメにするかな~。後半は辛い辛い映画だった。