* 『坊っちゃん』

 コロナショックで時間ができ『三四郎』を読んだが、実はその時恥ずかしながら『坊っちゃん』も購入してい置いた。小学生の頃、小学館の小学何年生かで断片を読んだが、それで読んだ気になっていたらしい。読後にそれが判明した。
 今さら読み返すと、この主人公は「発達障害」なの? と判断してしまうのだが(その判断は浅い?) こんな男が職場にいたら結構お騒がせマンでタマランだろう。何より同僚から、「おいお前、今度入った新人から変な渾名を付けられているぞ」ってことになる。しかも思いっきり変な渾名。
 最近そういう人といると楽しいより疲れる。なので避ける人生を送っている。江戸弁をこぎみ良くまくし立てているので、あっという間に読める作品なんだが、読んでいると噺家や寅さんを思い出すのである。
 ちなみに松山の人は温暖な気候にゆったりと育てられた、穏やかに人が多いと聞く。松山は温泉良し、お城良しの大変良い場所だった。

 

坊っちゃん

坊っちゃん