*『台風下の映画まとめ観、その4「ゴーストバスターズ/アフターライフ」』

 人気シリーズの(無理くり)続編。前作との整合性などはプロの脚本家にかかればこんなもんだ、参ったか! ってくらいどれもよくできている。「ゴーストバスターズ」も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なんかも、コアなファンが多いから必ず観てくれるけど、デティールに対して厳しいよね。
 前作時点で十分古かったキャデラックのSTワゴン、そんなに簡単にエンジンかかるの?とか、ゴースト捕まえるガンの充電はどうなっているのさ?とか気になる点も多数だが、まっいーか、って思わせるのは、イゴン・スペングラー博士の孫二人の演技が素晴らしいからかな? 特に主人公フィービー役を演じた女の子マッケンナ・グレイスの演技が素晴らしかった。日本だと理系女子とヲタク女子の境界で、ともすれば苛められないのか心配になっちゃうのだが、本作ではそんな心配は一切無し。男の子(フィン・ウルフハード)は、「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」に出ていた子なんだ・・・思い出せない・・・。
 最後のどんでん返しは、ファンなら誰もが予想していたんじゃ無いか? 子どもから大人まで楽しめる、これがこの映画のコンセプトでもあるのでしっかり無事にゴールに着陸。エンドロールは、映画館では最後まで見ないことが多いんだけれど、「おまけ」があるときはそう言ってほしい。S・ウィーバーまで出てきて、これってもしかすると「さらに続編がある」ってこと・・・?