*『鍵』

 原作未読。大作家谷崎潤一郎作品ってコトで観た。谷崎なので、芸術作品か、耽美派とは名ばかりの倒錯作品か(まぁ後者だろう・・・)。
  谷崎って大正時代? インテリ層と言えば大学教授、ってのが定番なのか、本作の主人公(旦那)は、大学教授だ。(そのくせエッチのことばかり考えていて仕事をしないので何が専攻なのか全く分からない・・・)
 そしてどこで巡り会ったか分からぬ若妻、と舞台は完全に整った(何がだ!?) 何度か映画化されているようだが、今回は「SNS」「盗撮」など令和らしい現代アイテムが使われてることに(その映画的効果は分からないが)、監督らのチャレンジャー魂は誉めてあげたい。しかし見終わっても「倒錯」した世界観なので、すっきりしない。何だかなぁー

 

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  • 水澤紳吾
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