駅前にイルミネーションが灯るのと時を同じくして、定番の曲が流れはじめ、週末の情報番組では「街に流れるXmasソングベスト10」で先ほどの曲がダブって流れる。ジョン・レノン、ワム!、マライア・キャリー、そして山達・・・・94年のクリスマス、ハワイのTVはどこでもマライアのミュージッククリップ流していたっけ・・・
でも! ここで敢えて甲斐バンドの「かりそめのスウィング」を口ずさむ。こんな歌詞だ
ジングルベルに街が うき足だった夜 人の声と車の音が飛び交ってる
ニュースは不況を喋(うた)い 街には人があふれた
そしてふらりとあいつは舞い戻ってきた
去年の今頃さ 暗い小さなフロアで 二人とぶように踊り狂った
ひきずってきた悲しみを はきだすかのように 二人とぶように踊り狂った
ジングルベルに街が うき足だった夜 人の声と車の音が飛び交ってる
甲斐バンドのリズムや歌詞は予想を裏切る進行をする。どこか『青春の門』に通じるような博多ッ子の世界というか、はたまた賑やかな町中にあって、敢えて場末のような匂いがするのがいい。思えば、これら一連の曲の発表はバブルの前だ。昭和が遠くなっていく・・・そんな雰囲気がここにある。なじまない人の方が多いと思う。
- アーティスト: 甲斐バンド
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2007/12/12
- メディア: CD
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