カトリーヌ・ドヌーヴ 37歳まだまだ美しい。これはなかなか渋い映画だ。舞台はドイツ占領下のパリ。地下に隠れている劇場オーナー兼脚本家のルカ(ユダヤ系)の奥さん=看板女優マリオンをカトリーヌ・ドヌーヴが演じている。ルカは地下で演劇の様子を下から聞いている。独りぼっちだからこそ、演劇のデキには人一倍敏感。
新演目「消えた女」の相手役ベルナールは裏ではレジスタンス。舞台では恋仲なのに、犬猿の仲。ある日、ドイツ軍が地下室を捜査する。うまくドイツ軍をやり過ごした時に、ルカはたまたまそばにいたベルナールに言う。「ベルナール、妻は君にぞっこんだ」
このセリフにびっくり! 「え〜?」そんなわけないじゃん!って思った私はまだまだ人生経験が足りない・・・・^^;
このセリフでこの映画は途端に輝きを増す。一言で雰囲気が変わる、そんなフレーズを(ミステリーやSF以外で)お目にかかるのは久しぶり。つまりは名作なんでしょう・・・・!! このネタバレを読まずに、マリオン本人も気付かない恋心がわかるとしたら、もうあなたは恋の達人でしょう・・・(笑)
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