*良作だね『大統領の料理人』

 国のトップだから美味しいものを食べているだろうけれど、この実話を元にした映画がフランスだっていうところがミソなんだろう。だって出てくる料理が、画面から見ても美味しそう・・・これがイギリスだったりすると(笑)
 厨房内での(つまらない)権力争いや、コストカットなどリアルだなぁって感じちゃう。いかにもありそー。そもそも三顧の礼で迎えられたのにね!
 エリゼ宮を去って南極海の小島で1年間のコックをして、そこで働く労働者達に最高の料理を提供し、そのことで心から迎えられる。最後の日には皆から送迎パーティが開かれる・・・そういうシーンではついついホロリとくる。紙上で評判が高かった理由も分かる。南極海の小島でのシーンと、エリゼ宮のシーンが交互に出てくるが、夜中にミッテラン大統領が厨房を訪れ、トリュフをスライスしたパンを食べるシーンがある。すごく美味しそうなんだが、想像できない味なんだ、日本の庶民にとっては(笑) 

大統領の料理人

大統領の料理人