*南沙諸島、米海軍「航行の自由」作戦

戦前ドイツの帝国主義的横暴を、どの国も防げなかったように、中国の南沙諸島における行動を見守るしか無かった近隣諸国だったが、遂にというかアメリカ軍が動き出した(もう古い話題で触れるのはやめようかと思ったほどだ)。
 かつて中台問題勃発の際にはアメリカ空母派遣で何事も無かったかのようになった過去があるが、今回は以前よりも軍事力も近代化して覇権主義をみせる中国。それでもアメリカは「やる時はやる」。今回派遣されたのが横須賀基地配備のイージス駆逐艦ラッセン」。こんな緊張感のある任務を背負う艦内の様子をTVクルーが中継するのだが、乗組員のバースデーをセレブレイトしている様子なんかが映っていて、至って平穏。さすがだな。
 これで作戦終わりかと思えば、またやるのだと。「ラッセン」乗組員
ご苦労様です(^_^;) それでもってまさかの「一触即発」の事態になった時には、当然自衛隊は補給任務に入るのだろうか? あまりにタイミング良すぎ。自衛隊の配備をみてみると、対ロシアは昔の話。今や対中国で九州以南の守りを固めている。現代戦記ものが得意の、漫画家かわぐちかいじ最新作は『空母いぶき』。いきなり序盤に中国人民軍と尖閣諸島沖で激突。あぁ、こんな事態が本当におきかねないかも・・・?
 とは言え、衝突を恐れて正しい事が言えない・通らない事態も良くないだろう。今回の作戦をベトナムやフィリピンは歓迎している。大国中国、本来の王道を行って欲しいな。今の覇権主義は怖い、本当に怖い。

以下記事は(http://www.sankei.com/world/news/151103/wor1511030012-n1.html)より
「米「航行の自由作戦」3カ月に2回以上継続 中国主張「領土」認める解釈の懸念も」