*『木曜日東京に久しぶりに雨が降った』


 12月のどっかで雨の日があってから冬晴れが続いた東京。その間にインフルAの大流行があった。一瞬粉雪が舞った日と瞬間ぱらついた日があった。あまりに雨に降られていなかったので、冬の氷雨をとんと忘れていた。
 夕方6時前には「雨が降ってきたよ」と外出先から戻った同僚が言っていたけれど、傘を差さなくても良いと思い込んでいたので、帰宅する時駐車場までのわずかな距離で結構濡れた。
 天気予報で知ってたくせに傘を忘れたのは自分だけじゃ無いのか、びしょ濡れの中歩いて帰っている部活帰りの生徒を何人も見た。久しぶりにワイパ-越しに見る景色はいつもと違って新鮮だ。そう言えばあの店の前にずっと止まっている中古車はナンバ-付けたままいつまでああしているのだろう。ナンバ-つけてああして駐車しっぱなしに、何のメリットがあるのだろう。けっこうこういう車多い。誰か理由教えてほしい。
 翌日には異常乾燥注意報がまた発令されたけど、埃っぽかった地面が潤っているのは少し嬉しい。