*『陰謀のセオリー』

 J・ロバーツも、M・ギブソンもまだまだ若い。1997年はついこの間のような気もするが、もう20年以上も前。30歳の方も50歳だと、そりゃあ今とは違う。
キャスティングすごいなぁ、でも観たことあるようなタイトル・・・と不安だったが観てなかった。話の展開としては「政府の陰謀」があるのか、「ただのストーカーおじさんの危ない話」なのか、どっちだぁ? と主人公のJ・ロバーツ同様悩みながら話は進む。また片思いのM・ギブソンの恋は実るのかい? (どう見ても無理っぽいが)
 冒頭の、確保されて拷問にあうが脱出に成功し、病院に緊急搬送され睡眠薬で眠らされる間に「カルテを向こうの患者と替えてくれ」と何度もM・ギブソンが言い(替えたかどうか分からないのだが)、翌朝向こうの患者が心臓発作で急逝。その辺からJ・ロバーツも観客も、これは本当に「政府の陰謀」なのかも、と思い始める部分なんかは脚本上手だなって思う。
 その後の話は主人公は死なない、のセオリー通りに進むので、既視感あるシーンが延々と続く。ただ、映画の節々にヒット曲「君の瞳に恋してる」が良い感じで流れてて、それが妙にシーンとマッチしていてとても良い。1.2倍速くらいで観るととても良いと思う。ちょっとタイトルが仰々しいのがタマニキズ。

 

陰謀のセオリー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2014/05/02
  • メディア: Blu-ray