*『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』

 前作があまりのナンセンスさにあきれながらも、ニヤリとしてしまう良作だった。「柳の下の・・・何チャラ」狙いは見え見えなので、大抵こう言う作品は期待外れになることが多い。
 前作を踏襲していて、
 ◎なのは、相変わらず軽自動車で移動中の車から聞こえてくる「79.5(ナック・ファイブ)」。関東以外の人間は「ナック5」に果たして付いてこられているのだろうか?
 ×なのは、相変わらずのボーイズラブ。そして埼玉に海を。海の建設場所にレイクタウンの街「越谷」を持ってきたのは、少し笑ってしまうが。
 △なのは、滋賀県ネタ。「トビタ君」・・・東京人は知らないけれど、有名なのね、きっと。ナンバーのゲジゲジネタ。ディスられているのかなぁ? 瀬田川堰閉鎖による滋賀県水没化の最中に、前線が崩れた際に部隊は彦根城再集結というが、彦根城は琵琶湖畔に近く標高低くないかい?
 Gackt演じる主人公が、幼少時マイアミビーチで過ごした思い出が、実は滋賀のマイアミビーチ(この辺は地元では大ウケだったのだろう)だった、ってネタは、関東人には、そんなんあるんか?って感じだった。
 京都ネタは、やたらリアルでもう少し突っ込んでほしかったな。笑撃度でいえば、前作の方が上だったな。


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