*(500)日のサマー

ゾーイ・デシャネル

けっこー評判の良い(500)日のサマー。
 情けない主役トムは「インセプション」で超ク−ルにオ−ルバックに決めてたジョセフ・ゴードン=レヴィット。イケメン!
「krtec1129さん(http://d.hatena.ne.jp/krtec1129/20100814の中で、
「恋をしている人も、失恋した人も、出会いがないと嘆いている人も、とにかく全員が観るべきだし、人が泣いたり笑ったりする営みがすごく愛しく感じる映画です。」とあって、心惹かれた。
 以前、大事な人と一緒に観たい、って書いた。で、ようやくその機会があってみました。
 で見終わっての感想・感慨が男女によって違うと思う。男性には「辛い」映画で、女性には「スカッ!」 または「まぁ面白かったけど....」 って感じ。そう男は失恋を引きずっちゃう。恋愛は残酷。この映画もその部分が良く出ている。
 映画の中に「失恋も時間が解決してくれる」ってあるけど、(失恋....いい経験だった)と言えるかは、わからない。若い人のように、すぐに人を好きになって、すぐに失恋を乗り切れるならそうかもしれない。だけど、「命を懸けた恋」なんて時間は解決しないさ。だからトムが500日後に、リセットできたのをみると、(う〜ん....)てのが本音。
 映画自体は「モノトーンになったり」「ミュージカルになったり」「インタビュー風」「2画面になり(願望と現実)」「鉛筆画がだんだん消されていって立ちすくんだ男のシルエットだけになったり」「初せくすのあと、街行く人全部と握手して、ハグして、歌って踊り、青い鳥も飛んで来て、窓ガラスにハリソン・フォードがウインクしてたり」、映画って楽しいよ! って感じ。一緒に笑いながら観た。
見終わって、(日にちがアトランダムにくるので分かりづらく、どこがターニングポイントだったのか?)を知るために、改めて筋を追っていると、すごく切なかった。男はやっぱ、好きな人をそうは、忘れられないんだよ、うん。
 女性の皆さん、大事なことだからもう一度いいます。好きな人をそう簡単に忘れられるはずがない....