*上海を観た

空母加賀

渡辺謙が出ていると何となく安心する。そのせいかmetooの周囲、御高齢な方たちばかり....それはおいといて
映画は何か1980年代までの香りがするのはなぜなのかな。ミステリのような雰囲気を出しながら、これは女性をめぐる男性の物語だからか。どこか名作「カサブランカ」を追い求めたんじゃないのか、監督は。だけどもうボギーのようじゃない時代じゃないし、今の目の肥えた若者たちには、物足りないんじゃないのかな? 本格ミステリじゃないことに不満を持つ者もいよう。だけどこの映画は間違いなくミステリ物じゃない。だからそのことに不満を持ってはいけない。
出演者はジョン・キューザック。代表作は何と言っても『コン・エアー』だろ!?『アイデンティテー』でも良い。この2作が秀逸。コン・リーは40代の魅力遺憾なく発揮!こんな人がいたら周囲の男は....落ちる(笑) 『パイカリ』にも出ていた香港のチョウ・ユンファが一番の存在感!渡辺謙を完全にくっていたでしょ! 菊地凛子は、...ごめん、この人の良さがまだわからん。この作品でも別に菊地さんで無くてもいいかな?って感じ。
開戦前夜の上海租界の雰囲気はよく出ていたね。空母加賀が東シナ艦隊から姿を消したことに主人公ジョン・キューザックが諜報員らしく情報分析を始めるんだが、観ている人の何人が空母加賀が真珠湾に参加したことを知っているのだろうか・・・・?
ジョン・キューザックを語る。甘いマスクすぎて名作『コン・エアー』から心配してた。B級映画『アイデンティテー』を経て話題作『2012』で主役はれてて良かったナァと思ってた。そして本作である。この映画は彼が主役だ。しかしどうなのかな? 中国のフィクサーチョウ・ユンファの存在感が多すぎる。そもそも諜報員らしくない・・・・
映画はフィクションなんだろうが、開戦前夜の租界の様子はきっとこうなんだろうな、って思えるだけでも良い映画でした。見て良かったな♪

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