ペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスの4度目のコラボ作品。評判の良さにタダで観られる日を待っていたがいつまでたっても放送しないのでレンタルしてみた。
ストーリーが現在と過去を行ったり来たりするから最初は分かりづらい。その分かりづらさを越えると、大人のラブストーリーが見えてくる。ペネロペ・クルス演じるレナの美しさ(映画内で「オードリ−ヘプバーンのようだわ!」ってセリフがあるけど、これは言える)に、初老の財閥会長・映画監督がはまる、そして抜け出せない。そこに悲劇が舞い降りる。突然に。
それから14年間の闇の世界を経て、誕生日に一寸の光陰が差し込む。精神の救いが訪れる。よくできた大人の映画だ。初老の財閥会長の嫉妬・焦り・すがり・そして復讐。若い人に理解できるだろうか。最近のスペイン映画やイタリア映画では大人向きの映画が増えている。勢いがあるな。★★★★
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- 発売日: 2010/07/07
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