*沖縄の少女の作文で

metoo7s2011-12-21

「やぎ汁」の話がある。結構有名な話だがこういう話だ。島で「野良子山羊(そんなんいるのか!?)」を女子中学生が拾ってくる。可愛くて可愛くて餌をやって大事に育てていく。どんどん大きくなって行ったある日、帰宅すると山羊がいない。なんと父親が大事なペットをつぶして「やぎ汁」にしてしまったのだ。少女は猛烈に泣いて父親に抗議する。泣いて怒ってお腹がすいて、晩飯に「やぎ汁」がでてくる。少女はどうするのか・・・!?
これは実話である。その後少女は泣きながらやぎ汁を食す。東京人には想像が付かないけれど、すっごく美味しくいただくのだ。都会人には分からぬ命をいただく大切さが分かってくるよね・・・
・・・って私が言いたいのはそこじゃなく、いつか誰かが書いていた。「愛する人を失って心は絶望の淵を彷徨っているのに、なのに、あぁ。なぜにお腹がすくの?」と。かつて私もそうだった。悲しくてもヒトはお腹がすくのだ。人間の生理って不思議だ・・・・
だがいつの日か、気付く。「本当に悲しいとき、ヒトは食欲もわかない。死んでも良いというほど悲しい」 それが人としての成長なのか、ベストオブラブだったのか分からない。そのことに気付かないで人生を終わる人もいるのかも知れない。あなたは、どっち?