*なぜ「これ」は健康にいいのか?


【小林弘幸著】(順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター)
健康ヲタクが好きそうなタイトルである。なるほど交感神経と副交感神経の働き両方を高めることが健康の秘訣だということは分かった。ゆっくり、が良いのも分かった。水を飲めば便秘も落ち着くのも分かった。著者がやたらゴルフをしていて、ゴルファーと知り合いなのも分かった。だが具体的な数値がいくら待っても出てこない。この著者に『〈わかりやすさ〉の勉強法』(池上彰著)を読ませてあげたい。理系の人なら、数値を元にしたデータで語って欲しい。それからクドクドと同じ言葉を並べるのは「ページ数」を増やすため?と勘ぐりたくなる。
一番知りたい副交感神経の数値をあげるためには、結局何をすればよいのだ? 「○○をすると数値が○○くらい上がります。もっと上げたいなら○○をやると良いでしょう」などと書いて欲しい。結局の所、鬱病患者の数値はどれほどなのか? 健康な人の数値はどれくらいなのか? 
健康ヲタクの人は必読だ。そして十分満足するだろう。数時間で読み切れる。ゆっくりと、ほんの数分でできるストレッチも書いてある。健康になろう!

なぜ、「これ」は健康にいいのか?

なぜ、「これ」は健康にいいのか?

もともとは、便秘に悩む方の外来専門のようでもある。こちらの方は期待できるかも・・・!
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