*100周年もの・・・『辛亥革命/1911』


歴史の授業で習った近代の事件が次々と100周年になっていく・・・・おそらくこれから映画が量産されるだろう。2年後には第一次世界大戦開戦100周年、どんな映画ができるんだろうか・・・・?(サラエボ事件・・・? 華が無いかなぁ・・・)
 ジャッキー・チェンが映画出演100本記念に選んだのは歴史巨編。孫文の参謀の黄興を演じる。革命自体は孫文が主役、そして孫文を押しのけ大総統になるのは袁世凱。それくらいは知っている。でも同じくらい黄興も出てくる。いくらジャッキーが出ると言っても、その人、私知らない。多分すぐ忘れる。
戦闘シーンが多いのは監督したジャッキーの好みなのだろうか。しかし中途半端。VFXでありったけのアクションに目が肥えた我々には一昔前の印象を与える。革命に燃える青年達の情熱やその意義など、一部のイケメンなどを掘り下げるものの、どれも中途半端。
 つまり「アクション」として見てはいけないし、「教養」としてもダメだし、「人間ドラマ」としても魅力が無い。中国の人はどう感じたんだろう・・・? 面白いのだろうか? それよりも毛沢東の長征の方が魅力を感じるのかな? 我々が、「米騒動」や「大津事件」を映像化しても結局の所、集客は望めないんじゃ無いかな???
 中国ものだと次は1915、五・四運動? 映画にならないか・・・