*「ハンナとその姉妹」ウディ・アレン監督

ダイアン・ウィースト

ウディ・アレンが監督・脚本。この作品でアカデミー脚本賞受賞(授賞式にはやはり欠席!)、マイケル・ケイン助演男優賞受賞、助演女優賞にもダイアン・ウィーストが受賞。授賞式に出ていれば、さぞかし大喜びの関係者だったろうに。
 作風はいつものウディ。頭頂部の髪も薄くなった、背も高くない冴えない中年役のウディが、そこそこモテる設定に(やっぱ外見じゃ無いねー)と思うか、(そりゃあ映画の中だけでしょー)と思うか。しかし現実にウディは、「アニーホール」ではダイアン・キートン、この映画ではミア・ファローとつきあっているときに主演で出演させている。いやぁー2人とも絶頂期は相当の美人でしょ!(ミア・ファローは「華麗なるギャツビー」では、ギャツビーにとっての永遠のマドンナでしたよね)。ウディのようなインテリは人気があるのかな?
 瀟洒な、という表現がぴったりなような(ただし会話は、多少パラノイア的ではあるが)感覚がNYには似合うのかな。JAZZ好きな村上春樹も、この人の映画はお気に入りなのかな、よく知らないけれど。
 作品賞を獲るような感じではないし、絶対に大作を作れるような人では無いけれど、ミニシアターで観るにはよい映画ですね。
 P.S.この映画に「女」と書いてあるTシャツと、「北九州〇〇〇〇」と書いてある半纏みたいな服が出てきて微妙に笑えます(笑)