*みちのく鉄分補給旅:最終日

ツイストようかん

 16日は7:12発の八戸線。朝飯は昨日スーパーで発見した「ツイストようかん」という名の菓子パンにサラダ。「クセになるおいしさ」と語っているが、何だろう・・・言いようのない味・・・metooはもういいです(^_^;)
 八戸線はローカル線の割に結構乗車しているし、何しろ途中高架。意外や八戸の中心地は「本八戸」なんですね? ローカル線駅前にビジホが建っていてビックリです。途中から太平洋岸絶景路線。特に種差海岸は有名。小雨ながら車窓越しにその美しさに酔う。途中サーファーが波を捕まえて楽しんでいるが・・・心配だなぁ。車窓は徐々に高度をあげ、岩手に入る。遅れもなく9:02久慈着。
 三陸北リアス鉄道出発が10:20う〜ん、やることない! 「あまちゃん」等で活気があるかと思えば、あまちゃんグッズが控えめに少しだけ売っている・・・なんて控えめなんだ、東北人! 職場に買っていくお土産がないぞ(久慈や宮古でやたら待ち時間があるのでここまで買わなかった!)、どうしてくれる!?

 三陸線は「レトロ列車!」 これが期待以上の出来だぜぇい、お得感満載。ここで「クラブツーリズム」にソロ参加のオジサンと知り合いになり、いっぱいお話をしてくれた。そもそもこのツアーは「震災復興の過程」を見学するツアー(+観光地)だったので、被害がどのくらいだとか、復興がどの程度進んでいるか?を知るのがメインらしい。・・・で、前日は北山崎で「リアス式海岸見学」(濃霧で全く見えず)、この後は浄土ヶ浜で観光遊覧船(絶対に台風で無理!)と、お互い観光には適さない旅のようだ(爆)
 途中この路線は島越付近が津波に流されたため、「田野畑〜小本」間がバス代行輸送。
(写真は津波被害の現場にあった水門?防波堤?です)

そのためだけに列車なら10分ほどで通過する地域が待ち時間含め1時間以上かかる。そして380円バス代もかかる。そんな鉄路乗りつぶしに挑戦するのは女性1名を含むたったの4人!(笑) 小本からは豪雨で外もあまり見えず。やっとのことで宮古着。三陸の駅舎からJR駅舎までが突風で傘はオチョコ。濡れながらなんとか10数mを突破。改札上では電光掲示板に「快速ポケモントレイン宮古号13:50」ときちんと表示。それではと駅員に下車印押してもらう。そこからの会話。
 「山田線は遅れはないんですか?(盛岡で「はやて」との連絡が13分しかない)」「掲示板で運休ってでてるでしょ?(笑)」「え?だって13:50ってでてるでしょ? あれはウソなんですか?」「その下に運休ってでてるでしょ!(笑)」
 あーむかつくぞ、JR社員! 運休は掲示板で常時電光してないから読み取れない。その後来たカップルも走っているものと勘違いしていた。その後、駅員とやりとりして、県北バスの振り替えチケットもらい、山田線乗りつぶしをあきらめ、2時間15分の長いバス旅開始。
 盛岡までの国道沿いには普段はおとなしそうな河川が、朝見たニュースの桂川よろしく、激流となって水位をあげて国道に迫っている。万が一川に転落したら・・・明日の朝刊の一面は我々の顔写真だなぁーとか考える。しかし長いよバス旅。
予想に反しバスはきっかし16:15に盛岡着。昼は何も無い小本駅でカップ麺の昼食だったから何か食べたいぞ。わずかな時間で駅そばたべて11番線ホームへ。しかし秋田新幹線運休によるバス振り替え輸送待ち乗客が盛岡駅を占拠し構内は大混雑、大パニック。やっとのことでホームへぎりで辿り着けば・・・「台風の影響で23分の遅延・・・」もっと早く言えよ、JR! ホーム下でもう少しお土産を考えながら買えたじゃ無いか!
 盛岡からは23分遅延を取り返す力走・・・も空しく、福島以南は新幹線列車の渋滞が起き、各駅停車の旅に・・・(笑) もちろんドアーは開かない。追い越し可能の駅には先にやまびこが停車中。てっきり抜くのかと思ったらそのままこちらのはやても停車。反対側ホームが先に出て、(一体何のためのE5系特別料金?)
 大宮で降りて埼京線に乗ったが、となりを走る新幹線列車をこんなに見たのは初めてだったよ! 都内は列車の遅れもなく帰宅。
 あー、山田線乗りたかったなぁ・・・