*さすがスコセッシ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

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昨日の夕刊に「アメリカン・ハッスル」絶賛! 出かける予定も無かったが、折角の映画の日。ところが行く前に調べると、アメリカン・ハッスルは最近の映画にありがちな字幕を追うのに精一杯、しかも好き嫌いの分かれる映画とある。ならば鉄板のスコセッシ+レオ様コンビで『ギャング・オブ・ニューヨーク』『ディパーテッド』『アビエイター』と名作を(『シャッター アイランド』を除く)リリースし続けてきた二人に賭けてみた。
 約3時間の長編でおしりも痛くなったが、とにかくディカプリオの演技が凄い! アビエイターでも狂気を演じたが、ディカプリオに狂気を演じさせたらアカデミーもの、と思うが『ギルバート・グレイプ』以来ノミネートはされても受賞できないのが不思議なところ。それくらい今回の演技は凄かった!
 ストーリーは展開が早いけれど、非常に分かりやすいし、人間の欲やエゴもよく描かれている。スコセッシは名ばかりの巨匠なのではなく、ちゃんと現代にマッチするよう進歩を遂げているところが、他の巨匠と違うところだと思う。
 「アメリカン・ハッスル」ではなく、こちらを選んで正解だったかな・・・?