このタイトルで実在の女性賞金稼ぎ「ドミノ・ハーヴェイ」を想起できる日本人が何人いるのだろう。ドミノと言ったら「ドミノ倒し」だよなぁ。
キャストにつられて鑑賞、何しろ凄い。キラー・ナイトレイ、あそこまで大胆でいいの? こういう役もできるのよ!とばかりに、ずいぶん毛色の違うモノに出演したな。ボス役のミッキー・ロークは魅力的だ。『キルビル』で名を知ったルーシー・リュー、冒頭のキラー・ナイトレイとリューのやりとりから、本題に入っていくシーンは(ありがちだけれど)、まぁつかみとしては良いかも知れない。
しかし、何だろう・・・? あまり当初は面白くない。監督は『クリムゾン・タイド』『エネミー・オブ・アメリカ』のトニー・スコット。どちらも良い映画だ。なのに何でだろう。ストーリーは、ちょっとした歯車の狂いから、2つの巨大マフィアとの攻防戦(さらにFBIも)に巻き込まれる、なぜか難病に苦しむ赤ちゃん手術代への援助、(なぜアフガニスタン?)への援助など、あまりに唐突かつ壮大、さらに恋愛あり。有名TV「ビバリーヒルズ高校白書」出演者も、セレブ扱いで2名出てくる。結構この二人が良いスパイスを効かせている。自分は観たこと無いので感動が無かったが、ファンの人には(この唐突な出演に)大喜びだろう。そんなわけで多様な要素が入り組んでいて中盤からどんどん面白くなってくる。
ただやっぱり「編集」なのかなぁ・・・? 序盤で良く出てくる語り口が、中盤以降も延々と続いたり、すごく見づらいフラッシュ映像など、(これだけでも無ければ・・・)と思う事しきり。
見終わりエンディング・クレジットに「IN LOVING MEMORY Domino Harvey」と出ていて、実在の人物と知る。さらにその後、出演者の1stネームだけが出てなんかオシャレ。たとえば母親役のJacqueline。ジャクリーンって・・・? (ケネディ?)とかあるわけないな。調べればジャクリーン・ビゼット。おぉー美しいはず。Christopher は、マフィア映画の必需品クリストファー・ウォーケン! まぁ観てみて! 好きか嫌いか判断してみてよ。
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