*マーク・ウォールバーグ:『ローン・サバイバー』

映画解説に「『ディパーテッド』などのマーク・ウォールバーグが主演・・・」。おいおい大ヒット映画『テッド』の、となぜ言わない? ま、そりゃそうか・・・(笑)
 Based on true story 「2005年アフガニスタンタリバン幹部の偵察にでた米国海軍の精鋭ネイビーシールズ隊員4名が実際に山岳地帯で遭遇した物語。作戦遂行中に遭遇した現地人の山羊飼い3人を生かすか殺すか・・・生かすのが法規上も道義上も正しく、しかしタリバンに通報されて死は必至。さあ4人の運命は・・・」。
 この映画を見て、「痛さ」を実感するのは“転落シーン”。それも2度。こんな痛みを、映像化した映画は今まで無かった。死を覚悟する断崖でのダイブを平気で行い、死なない(顔面など皮膚が切れて縫合が必要な箇所がいくつも)のは、ネイビーシールズの訓練の賜物か? それだけすごい訓練しているのに死んじゃうんじゃたまらないな。
 見せかけの戦闘シーンで不死身の主人公の活躍を描く映画じゃ無い。痛さや理不尽、無慈悲を描く映画である。そういう映画が辛い人には向かないよ。