*『バグダッド・カフェ』 (1987作品)

 どこかで名作と聞いた。なんだそりゃ、イラクなのか。よく分からず見始める。今の感覚で言うと、「間」が長い長い。編集さん、何とかしてよ。
 冒頭の夫婦ケンカもよく分からない。砂漠を歩くのか、太っているけど大丈夫なのか。そもそもこの映画のジャンルは何よ!? そしてタイトルのOUT OF ROSENHEIM ってのが、どうして『バグダッド・カフェ』になるの? その頃『愛と哀しみの果てOUT OF AFRICAってのがあったから、そこを意識しているのか??? 登場人物のクセがスゴイ。もしかしてここから殺人事件? 車で去ったご主人はいつ出てくる? ネィティブアメリカンの保安官も妖しいぞ。と思っていれば、突然のマジックショー。もう何が何やら。 ようやくこの辺で、「ドイツ女性と黒人女性との友情を描く」作品だったんだ、と気付かされる。そう思ってみると、まぁ良い作品なんだろうな。感動した人は少なくないだろうし、おそらく☆5つなんだろうな。合わない人には合わない退屈な映画だと思う。まぁ観て下さい。油絵のモデルのシーンなど、何の意味があるのか。シュールすぎてチンプンカンプンです。

バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]

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