*『長い長い殺人』『笑う警官』連続見その2

長い長い殺人』は宮部みゆき原作。読んだっけかなぁ? 一時宮部みゆきに大ハマリしていたが、時代小説とティーン向けの作品を乱発する頃から離れていた。この人は元来、「悪への怒り」と「名も無き庶民」を描くのに長けていたと思う。
 これはWOWOWのドラマのDVD化なんですか? そう思うと主人公を財布に擬人化して第一章から第七章までの短編に分かれているのも頷ける。『笑う警官』からの連続見だったので、大森南朋が出てきたり(今回は普通の先生役で)教え子が札幌に行くだの、共通点に笑えた。谷原章介を人たらし役で使うのは面白いかも。仲村トオルもさすがに渋いし存在感があった。まただいぶ年齢をとった長塚京三も、彼らしい役柄で大変良かった。


長い長い殺人 (光文社文庫プレミアム)

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