*連続で『ナンシ−関』を読む

テレビ消灯時間 (文春文庫)

テレビ消灯時間 (文春文庫)

 「テレビ消灯時間」や「隣家全焼」とか「何の因果で」とか、それもどっさり。急死した姉の本棚から、適当にぶっこ抜いて読んでいるのだが、彼女の趣味・嗜好・方向性が分かるようなジャンルがゴマンと並んでいる。彼女の存在が無ければこのナンシー関を知ることは無かったね。
 もうどれも10年以上も前の現状を憂えてるものばかりなので、布施博が出てきたり、森口博子が頑張っていたり。内田有紀の方が広末涼子よりなんとなく格が上のような。まだ宇多田ヒカルが出る前だ、ビックリするな。
 ほとんど高校の授業も真面目に聞かずに(消しゴム版画作っていたから)いたわりに、けっこう難しい言葉を使われる。プリミティブなんかバンバンでてくる。もしかしたら学力は無いけれど教養があるのかもしれないな。分からないけど。
 なーんて、こういう終わり方をする。しめてどうする。
隣家全焼 (文春文庫)

隣家全焼 (文春文庫)