- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/11/28
- メディア: 文庫
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首折りと言えば、くじらと呼ばれる暗殺者・・・いや、あれは自殺させ屋か、以前伊坂作品で読んだ気も・・・。そんなに簡単に首を折れるものかなぁ、などと読んでいく。この小説は短編集なのか、はたまた短編ながら一連のつながりを持つ作品なのか? 分からないまま読み続けると、首折り男のお隣さんの夫婦が、3作目の「僕の船」に出てくる。これは意外性があって良かった。伊坂幸太郎にありがちな、お笑いのような会話が続き、にやっとする。またここに出てくる探偵が他の作品にも出てくる。この探偵もキャラが良い。
しかし基本これらは一貫性のある連続小説では無い(期待したが)。最後まで期待したが違っていた。これがタランティーノのように全てが繋がっていたら、それはすごかったろうなぁ。